2月定例備前市議会は新年度の一般会計当初予算案について観光船関連の事業費約2億円を削除し、修正した予算案を可決しました。
備前市は江戸時代中期から明治にかけて運航した商船「北前船」をモチーフにした観光船の整備を進めています。併せて、観光船が寄港する桟橋や休憩所を市内4カ所につくる計画です。
しかし、市議会最終日の21日、予算案を審査した委員会は「計画が不十分」などとして桟橋や休憩所を整備する関連費用約2億円を削除した当初予算案を提案し、採決の結果、賛成多数で可決されました。
市によりますと桟橋や休憩所の細かい設置場所や、観光船の運航ルートは定まっていません。
また、観光船は4月に開幕する大阪・関西万博に合わせ、当初、2025年1月に完成する予定でしたが工事内容の調整に時間がかかり、2025年9月にずれ込んでいます。