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JR芸備線の「潜在的な可能性」検証へ国が案示す 運行ダイヤ改善や駅にコワーキングスペース設置など

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 JR芸備線の存廃などを議論する会議が26日、広島市で開かれ、2025年7月に行う予定の実証事業の案が示されました。

 国や沿線の自治体、JR西日本などで構成する「芸備線再構築協議会」です。岡山県新見市の備中神代駅から広島県の備後庄原駅までを「特定区間」とし、芸備線の存廃も含めた最適な交通の在り方を話し合っています。

 26日は芸備線の潜在的な可能性を検証するため、国が2025年7月に始める予定の実証事業の案が示されました。

 住民や観光客のニーズに沿うよう運行ダイヤを改善したり、バスなどの二次交通を拡充したりして潜在需要を掘り起こす狙いです。また、列車の中で食事を提供して観光需要を喚起したり、駅にコワーキングスペースを設けたりする計画です。

 国は実証事業の1年間の費用が約1.8億円で、事業収入や地域への経済効果は合わせて約3.8億円と見込んでいます。

(新見市/根石憲司 副市長)
「実証実験(事業)が有効になるようにこれから地元でしっかり体制を整えたいと思っております」

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