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弘法大師誕生の地 総本山善通寺 消火設備や耐震補強など防災対策でクラファン 香川

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 四国霊場第75番札所・総本山善通寺は、2012年に国の重要文化財に指定された「五重塔」と「金堂」の防災対策のため、クラウドファンディングを開始した。目標金額は1500万円で、募集期間は5月30日まで。

 善通寺は、30t以上貯水できる防火水槽や消火設備の設置、金堂については屋根の軽量化も含む耐震補強工事などが必要だとしていている。工事費用は総額10億円以上の見通し。2025年10月から2027年3月まで防火設備改修工事を行い、2032年以降に耐震工事を行う予定。クラウドファンディングはREADYFORで行われ、返礼品には非売品の手ぬぐいや特別御朱印などが用意されている。

〈五重塔〉                                                                 高さ約43mで、国内の木造塔として3番目の高さを誇る。倒壊や焼失による再建を繰り返し、1902年(明治35年)に完成した現在の五重塔は4代目に当たる。例年GWには1階と2階の内部を特別公開していて堂内の仏様が拝観できる

〈金堂〉                                                                現在の金堂は1699年(元禄12年)に再建されたもので、伽藍中央に配置されている。禅宗様という建築様式にもとづき、簡素な装飾がかえって本尊の偉容を引き立てていると評される。中央の須弥壇に座すのは本尊の薬師如来坐像で、生気に満ちた表情をつくりだしている。現在拝観は自由。

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