夏の高校野球・香川大会、第１試合は、2024年の夏、1・2年生が主体のチームで準決勝進出を果たした高松東が寒川と対戦しました。
高松東のエース、森井銀冴。2024年の夏は、2年生エースとしてチームを牽引。快進撃の立役者となりました。
（高松東／森井銀冴投手［3年］）
「（最後の夏に向けて）トレーニングとかも体づくりをメインにしてきました。体のキレが増したので、真っすぐのスピードとキレは去年より上がりました。僕が甲子園に連れて行くという覚悟でしっかり僕がチームを引っ張っていきたいと思います」
チームのスローガンは「歴史を変えよう」。創部初の甲子園への一歩を踏み出します。
1回、森井はボールが高めに浮く苦しい立ち上がり。犠牲フライなどでいきなり2点を失います。
その後さらに1点を失い迎えた5回。無死1塁。
（実況）
「森井とって2塁へ送球！アウト！」
2024年、あと少しのところまで近づいた甲子園。最後の夏こそ夢舞台へ。森井は味方の反撃を信じて、力投を続けます。
7回、2アウトからランナーを1塁において6番・西尾がレフト前に運び、チャンスを広げます。さらに7番・栗原も続き満塁。
ここで打席には、森井。しかし、ショートゴロに倒れ、得点を奪えません。
3点差のまま迎えた9回。高松東は再び満塁のチャンス。森井が、打席へ。
鋭い打球はレフトライナー。犠牲フライで1点を返します。
しかし、反撃もここまで。
「歴史を変えよう」その思いは、後輩たちに託します。【寒川 3-1 高松東】
（高松東／森井銀冴投手［3年］）
「みんな全力を尽くしたんですけど力が足りなくて、勝負なんで負けてしまったという感じです。みんなよく練習もしてやってくれたんで、悔しいんですけど、後悔はないです」
