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芸術やエンタメが花開いた華やかな時代 「ベル・エポック」のパリを感じる展覧会 岡山県立美術館

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 「ベル・エポック」と呼ばれる時代のパリを感じることができる展覧会が岡山市で開かれています。

 19世紀末から20世紀初頭のパリ。資本主義が発展し文化や芸術、エンターテインメントが花開いた華やかな時代です。

 岡山市北区の岡山県立美術館で開かれている展覧会「ベル・エポック ―美しき時代―」です。絵画やポスター、雑誌や資料など約280点を紹介しています。

 当時のパリの歓楽街、モンマルトルを愛した画家・トゥールーズ=ロートレックが、当時のスター・ブリュアンを描いた宣伝ポスター。このスターは、トレードマークの黒いハットと赤いマフラーが目を引くポスターをロートレックに描かせ、自分のイメージ戦略に大々的に活用しました。

 当時のショーを見せる飲食店「カフェ・コンセール」を代表する歌手イヴェット・ギルベールを描いた作品も。ロートレックはモデルを美化せず描いたため、しばしば本人から文句を言われたそうです。

 この時代には雑誌も急速に普及しました。描かれているのはスカートのすそを大きく蹴り上げる奇抜なダンス「フレンチカンカン」の踊り子。当時の人々を熱狂させたダンスです。

 当時の芸術家や文学者が集った伝説の店「シャ・ノワール」に関するコーナーもあります。ピアノの伴奏付きで上演された影絵の芝居。芸術家らが前衛的な表現を模索しました。

 「ベル・エポック」時代のパリを感じられるこの展覧会は、5月18日まで開かれています。

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