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GWは瀬戸芸へ!現代アートの聖地・直島の新作2点を紹介 香川

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 シリーズでお伝えするゴールデンウィークに楽しみたい瀬戸内国際芸術祭。今回は、現代アートの聖地と称される香川県の直島です。

 高松港からフェリーで約1時間、人口3000人ほどの直島。瀬戸芸・春会期の今、昔ながらの街並みが残る本村地区は国内外の観光客でにぎわっています。

(記者リポート)
「直島の新作の前には、平日にもかかわらず、開館を待ちわびた多くの観光客が列を作っています」

鈴や明かりが大地の動きを表現

 建築家の三分一博志さんが改修した築100年の古民家で展開されている新作「Ring of Fire」では、鈴や明かりが、大地の動きを表現します。

 天井から吊り下がるのは、逆さまにした火山を表現した2万個近くの鈴や、さぬき盆灯籠をモチーフにした立体作品です。

 これらには太平洋を囲む火山帯の活動データがリアルタイムで送られていて、地球のどこかで地殻変動が起こると振動や音、光にその動きが現れます。

 さらに新緑が美しい庭園には、作家がこの景色にインスピレーションを受けて制作したという火山のオブジェの数々も。

 また、夜になると映像が投影され、神秘的な空間が広がるそうです。

直島の“今の姿”を記録

 宮浦港近くの宮浦ギャラリー六区です。2019年から下道基行さんが瀬戸内の風土や民俗などの展示・保存を続けています。

 春会期に展開している《瀬戸内「漂泊 家族」写真館》では、直島に住む家族などの写真がずらりと並んでいます。

(記者リポート)
「これらの写真はこの自作のカメラで撮影されました。このカメラは、直島の漂着物で作られているんです。ここに座ってみると、このように映し出され、撮影できます」

 下道さんが着目したのは、直島の「流動性」です。

 直島は転勤や移住で人の出入りが多いため、下道さんはカメラの制作から写真の撮影・現像までを手掛け、今いる島の人たちの姿や思い出を残そうとしています。現在も撮影は続いていて、制作した写真は80枚を超えています。

 宮浦ギャラリー六区では瀬戸芸の期間中に展示替えを予定していて、さまざまな直島の姿に出会えそうです。

 また、5月31日に開館予定の「直島新美術館」にも、下道さんの作品が展示される予定です。

 KSBでは、島旅のコツや注意点、島々の魅力を紹介するWEBサイト「しまれび」を立ち上げました。島の人がおすすめする楽しみ方やアートだけではない魅力をご紹介しています。

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