高松市は、6月9日に開会する6月市議会に提案する総額約4億6000万円の一般会計補正予算案を発表しました。病児保育施設の新設に向けた費用などが盛り込まれています。
高松市には病院などに併設されている病児保育施設が6つありますが、共働き世帯が多く、子どもの面倒を見る受け皿が足りないという声があります。
そこで市は、2025年3月に策定した「高松市こども計画」で25年度中に病児保育施設を1つ増やすと定め、補正予算案に新しい病児保育施設の運営費用約456万円を計上しました。予算案が可決されれば7月から8月にかけて運営事業者を公募し、2026年1月の開設を目指します。
このほか、補正予算案に盛り込まれている主な事業は以下の通りです。
屋島地域への電動モビリティ導入や、やしまーるのライトアップを通した、にぎわいづくりの費用に約3600万円。
屋島大橋の修繕などに約1億4400万円。
庵治漁港や高松漁港の地震・津波対策費用に約5300万円。
不登校の児童や生徒が増加していることを受け、教育支援センターに小学校1~4年生の支援教室を設けるほか、小学校5年生~中学校3年生までの個別指導が必要な児童生徒を対象とした少人数支援教室を設けるための工事費や人件費として約965万円。