イベントの主催者から金を脅し取ろうとした罪などに問われている元倉敷市議会議員の男の控訴審で、広島高裁岡山支部は控訴を棄却しました。
元倉敷市議の男（53）は恐喝未遂と破産法違反の罪で一審で懲役2年6カ月執行猶予4年の判決を受けました。
一審判決によりますと、2019年当時、倉敷市議だった男は暴力団との関係をにおわせ、音楽イベントの主催者から現金300万円を脅し取ろうとしました。2021年には知人5人と共謀し男が5人に5000万円ほどの借金があるように装い、裁判所にうその破産手続きをしました。
これまでの裁判で弁護側は恐喝未遂については無罪を主張。破産法違反については罪を認めています。
16日の控訴審判決で広島高裁岡山支部の菱田泰信裁判長は一審判決に誤りはないとして控訴を棄却しました。
裁判の後、男は上告する意向であると話しました。
