警察官などを装った「特殊詐欺」で、香川県の70代の男性が約2500万円をだまし取られたことが分かりました。
警察によりますと2025年3月、香川県に住む70代の男性の自宅に健康保険局職員を名乗る男から「あなたの保険証が使用されている」、「薬事法違反になる」などと電話がありました。
さらに警察官を装った男から「スマートフォンで新規口座を開設して持っているお金を集約してください」「お金を暗号資産に交換してください」などと電話で指示されました。
男性は4月、自分名義の新たな口座を開設して約2500万円を振り込み、暗号資産に交換しました。
しかし男からの連絡がなくなり、暗号資産が全てどこかに送金されて詐欺被害に気付きました。
警察は「警察官の所属や名前を確認した上で電話を切って知人や警察署に相談してください」と注意を呼び掛けています。