中国の王毅外相が領土問題で緊張関係が続くインドを訪問し、モディ首相らと会談しました。両国は「重大な国際問題で意思疎通を強化する」ことなどで一致しました。
中国外務省によりますと、モディ首相は王毅外相に「両国はパートナーでありライバルではない」と強調し「アジアの世紀には協力が不可欠だ」と述べました。
王毅外相は「地球規模の問題に共同で対処しよう」と話したということです。
両国は領土問題を巡って緊張が続いていましたが、「重大な国際問題で意思疎通を強化する」ことで一致したほか、直行便の再開やビザ緩和措置など10項目で合意したと説明しています。
アメリカのトランプ政権がロシアから原油を購入している中国とインドに対して関税をかけ圧力を強めるなか、両国は協調して対抗する姿勢を見せています。