井原高校の部活動などで練習拠点となっている「南校地」について、井原市が土地と建物を岡山県から取得する方針を明らかにしました。
(井原市/大舌勲 市長)
「(井原高校南校地の)譲渡に向けて岡山県教育委員会との協議調整を開始し譲渡手続きを進めていく」
8日に開会した9月定例井原市議会で大舌市長が明らかにしました。
「南校地」は井原高校と統合した旧精研高校の跡地で、新体操部や地元クラブが練習拠点として使用していました。しかし、県が2023年にこの「南校地」を閉鎖したため、井原市が借り上げ新体操部などが利用を続けていました。
「南校地」について、県は市に有償での譲渡を打診し、市は2024年7月に有識者会議を設置。有識者会議は8月、「まちづくりを進める上で有効な資源」などとして市に譲渡の受け入れを提案しました。
市は「南校地」の武道館と体育館を新体操の活動場所とするとともに、校舎については建物調査の結果を踏まえ具体的な活用方法を検討するとしています。