岡山県民を対象にした「消費についてのアンケート調査」で、生活に不満を持っている人の割合が57.7%だったことが分かりました。
岡山経済研究所が8月にインターネットで行った調査で、県内在住の20歳以上の男女を対象に行いました(有効回答数553)。それによりますと、「消費生活の実感」について「かなり不満」「やや不満」と回答した人は計57.7%で前回(2月)の調査より3.4ポイント下がったものの、半数を超えました。この調査は半年ごとに行っていて、「かなり不満」「やや不満」と回答した「不満派」(57.7%)が「十分に満足」「ほぼ満足」と回答した「満足派」(42.3%)を上回ったのは7期連続です。
不満の理由で最も多かったのは「収入が厳しく、生活費のために消費を切り詰めている」で27.3%でした。この項目が最多になったのは、項目として入れた2023年2月の調査以降、初めてです。
岡山経済研究所は「消費生活の実感の満足度を高めるために、物価上昇率を上回る持続的な賃金上昇の実現を期待したい」としています。