岡山市は市立金川病院の運営者を2027年度から変更すると発表しました。今後運営者変更のための国の認可などの手続きを行うとしていて、診療や医療提供体制・職員の運用などについては現状の体制を維持していく方針です。
岡山市が6日の定例記者会見で発表したものです。市立金川病院(岡山・北区御津金川)は、2012年度から独立行政法人国立病院機構が指定管理者として運営していて、指定期間は2027年3月まででした。
2025年1月に国立病院機構側が、職員の配置の関係などを理由に2027年度以降の指定期間の更新の意思がない旨を市に申し出て、市と協議していました。
市は検討を重ねた上で、2027年4月から市立金川病院の運営者について、岡山市民病院(岡山・北区北長瀬表町)や、せのお病院(岡山・南区妹尾)を運営する地方独立行政法人岡山市立総合医療センターに変更するということです。
地方独立行政法人岡山市立総合医療センターは市立病院の運営をより効率化することなどを目的に2014年度に岡山市が設立した法人です。
岡山市は2026年度から運営者変更のための国の認可や市議会への提案などの手続きを進めていくとしていて、運営者が変わることによる診療や医療提供体制・職員の運用などについては現状の体制を維持するとしています。