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解体中の病院跡地から医療廃棄物・発がん性物質…香川県が工事を中断、土壌汚染の状況を調査 さぬき市が井戸水を飲まないよう呼び掛けへ

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 さぬき市で解体工事中の県立病院の跡地で医療廃棄物が埋められ、環境基準を超える発がん性物質が検出されたことが分かりました。

 香川県によりますと10月24日、さぬき市津田町津田の旧県立津田病院の解体工事中、注射器や薬剤の容器など44点の医療廃棄物が地中から見つかりました。

 また、解体現場で湧き出していた地下水から環境基準を超える1L当たり0.04mgの発がん性物質「六価クロム」が検出されました。排水基準は満たしていました。

 旧県立津田病院は2009年4月から使われておらず、香川県が2024年10月から2026年2月までの予定で解体工事を行っていました。

 周辺で健康被害を訴える人は確認されていないということです。

(香川県 県立病院課/渡邉美明 課長)
「(医療廃棄物が)埋められた年代が分かっていない。特別管理産業廃棄物とみなして適正に処理する」

 香川県は解体工事を中断し、現場の土壌汚染の状況を調査します。さぬき市が周辺の住民に井戸水を飲まないよう呼び掛ける予定です。

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