黒豆の産地として知られる岡山県勝央町の有志が、12月11日、東日本大震災の被災地に煮豆を送りました。
煮豆150g500パックを福島県に送ったのは、勝央町の有志でつくる「黒豆プロジェクトチーム」です。費用は寄付でまかなっています。煮豆には、大粒で風味豊かなことで知られる勝央町特産の黒大豆「作州黒」が使われています。
チームの代表で、かつて福島県で数年間暮らした森園枝さんは、2012年(東日本大震災の翌年)、友人と一緒に福島を訪れ、現地の様子にショックを受けたといいます。そして、被災地の役に立ちたいとの思いから、その年の暮れに、勝央町の特産品である黒豆の煮豆を送りました。
「黒豆は正月の縁起物。正月を明るい気持ちで過ごす、一助になれば」との思いからだったそうです。
煮豆を送る取り組みについては「あくまで自分たちが継続できる範囲内」と話す森さんは「これからも毎年続けていきたい」としています。