児童の減少により岡山県新見市の2つの小学校が近くの小学校に統合されます。閉校にあたり、卒業生らが別れを惜しみました。
2026年3月で閉校する新見市の千屋小学校では、最後の日曜日となる29日午前、学校が開放されました。
(卒業生)
「これ父ちゃん。(将来の夢)ボクサーだって」
「(学校に来るのは)もう30年ぶりぐらい。もうこっちに住んでないので、岡山市内の方なので。冬のスキーの授業は楽しかった」
「皆でランチルームで、給食を全学年で食べてたのが懐かしい」
「足を踏み入れた瞬間、この校舎に。すぐに引き戻されて。過去の小学生の記憶に。懐かしさで苦しいです、今(笑)」
「こんなことあったよね、あんなことあったよねとか、ここで皆こけたよねとか(笑)。過去の思い出とか結構鮮明に、だいぶ前のことなのに出てくる」
「まぁ、総まとめして『懐かしいねぇ』っていう感じ」
卒業生が運動場に埋めたタイムカプセルを掘り出そうとしますが……
(卒業生)
「もう先生に電話しようや。どこ埋めたっけ?」
そんな中、一つだけ見つかりました。
(卒業生)
「(習字で)血祭りって書いてる(笑)」
「今のみんなと通じるものがあるなと。懐かしいなっていう感じですね」
昔を懐かしむと共に、地域から学校がなくなることで感じることも……
(卒業生の母[千屋地区在住])
「昔私らの時にはね、家の前を10人くらいが『おはようございます』言ってな。歩いていきよったんじゃけど、今は全然。どこにどんな子がいるかが全然(わからなくなった)」
(卒業生[千屋地区在住])
「ほんま寂しいです。涙が出そう。子どもさんたちの笑い声とかが(なくなると)全然違う」
(卒業生)
「校舎がなくなったら、余計に寂しくなりそうですね」
千屋小学校は明治24年、1891年に創立し、2004年3月に一度閉校。その年の4月に近くの実小学校と一緒になり、新たな千屋小として再出発しました。
新見市では2026年3月、神郷北小学校も閉校します。
千屋小の閉校式には、児童9人をはじめ学校関係者ら約120人が出席し、校長が校旗を返納しました。
(千屋小学校/竹元渉 校長)
「雪深い千屋に学び、稲田の広がるふるさとに育った子どもたちの笑顔は、この千屋小学校のかけがえのない宝。校舎は静かになりますが、この学校で育まれた思い出と誇りは、これからも千屋の里と皆様の心の中で生き続けていくことを願い、学校長のあいさつといたします」
(児童)
「ありがとう千屋小学校」
「さようなら千屋小学校」
(校歌斉唱)
「ああ われら千屋の子 この広い地球の子 声高らかに ありがとう ふるさと」