岡山県の県立高校の在り方を協議する会議で、21日、地域づくりの観点から各自治体のトップが意見を述べました。
岡山県教委は、県立高校の在り方についての計画を策定するため2025年8月、「高校教育研究協議会」を設置しました。大学教授や学校長ら有識者20人が委員を務めています。
協議会では、学校や学科の適正配置や地域の状況を踏まえた教育体制整備についても協議する予定で、少子化による高校再編の在り方についても議論する見通しです。
議論を進めるに当たって、地域づくりの観点から、各自治体に直接話を聞く機会を設けることにしました。
21日に集まった県北の10の自治体からは「規模が小さいから高校をなくすのではなく、県北に適った条件をつくってもいいのではないか」「全国的に見ても特色・魅力のある高校づくりを進めてほしい」といった意見が出たということです。
岡山県北では真庭市の真庭高校が再編の対象となっています。
(真庭市/太田 昇 市長)
「教育にも効率化を求める、それを根本から考え直さなきゃ駄目なんじゃないか。地域産業を担える、新しい発想で新しい産業を作っていける、そういう人材を高校から生み出していただきたい」
協議会では今後、県内全27市町村から話を聞く予定で、集まった意見を今後の議論に役立てるということです。
(岡山県高等学校教育研究協議会/髙瀬 淳 委員長)
「地域の子どもたちのことをすごく大事にされていると非常にひしひしと感じた。それぞれの利害を主張するのではなくて、むしろ岡山県どうするんだという期待の方が大きかったと思っているので、議論の方に反映されていくというふうに思っている」
少子化進み…岡山県立高校の再編どうなる
岡山県の中学校卒業者数は、1989年の約3万3000人をピークに2036年には4割ほどに当たる約1万3000人にまで減る見通しです。今後、高校の小規模化や定員に満たない高校の増加が想定されています。
県立高校の再編を巡って、県教委は、1年生の生徒数が2年連続で100人を下回る場合、再編整備の対象とする基準を設けました。
2025年3月には再編の対象となっていた笠岡工業高校を笠岡高校、笠岡商業と、真庭高校を勝山高校と統合し、新しい高校をつくる方針を発表しています。
隣の広島県では教育委員会が進める県立高校再編をめぐり、統廃合計画の見直しを求める声が地域住民らから上がっていて、岡山県でも今後の議論が注目されます。