最近、SNSなどで「謎の風邪」という言葉が話題になっています。咳や鼻水など、軽い症状が長引くのが特徴のようですが、実際にはやっているのか? 高松市で街の人や医師に話を聞きました。
(街の人は―)
「2人くらいは私の友達でなってました。1週間くらい熱は出ないけど、ずっとしんどいみたいな感じ」
「実は1カ月くらい前に夫婦でかかったんですけど、症状が一緒だったのでそうなのかなって。咳と鼻水が出るけど、だるいとかはない。熱が出たりもなかった」
「コロナの時みたいにしっかりとした見解が出ない限りは騒ぎ立てるべきではないと思っているから、続報を待つしかないかなという感じ」
街では「はやっている」という声が聞かれましたが、高松市のクリニックで受診する人の数を聞いてみると……
(へいわこどもクリニック/中田耕次 所長)
「熱が多くて咳が長引いているのが多いという印象はない」
受診数は例年通りとのこと。ただ、中田所長は「症状が軽いため、受診する人が少ないのではないか」と話します。
また、流行しているとすれば「新型コロナ禍」が影響している可能性があるとみています。
(へいわこどもクリニック/中田耕次 所長)
「コロナの期間が長かったのでその間、徹底した感染予防の対策を心掛けてきたので、逆に他の病気にかかる率は下がっていた。その結果、風邪に対する抵抗力、免疫が下がったので今までかからなかった風邪、ウイルスにかかって風邪の症状が出るということは充分ある」
軽い症状が長引くという「謎の風邪」。高松市立みんなの病院呼吸器内科の岸本医師によると、原因の1つとして、春から初夏にかけて子どもの感染が増える「ヒトメタニューモウイルス」もあげられるとのことでした。
子どもの場合は高い熱が出ますが、大人だと咳や鼻水など軽い症状で済むことが多いそうです。
また、「花粉症が長引いて風邪と判別がつかなくなっている」可能性も指摘しました。
ウイルス性や細菌性である場合、手洗いうがいやマスクなど通常の風邪への対策が、感染しないために有効だそうです。薬の服用などですぐに良くなる場合もあるため、長引く前に早めの受診がおすすめです。