羽柴秀吉の備中高松城「水攻め」の際、命と引き換えに兵士らの命を救った戦国武将ゆかりの地でハスの花が咲いています。
夏を日本の湿地で過ごす渡り鳥・オオヨシキリが鳴く岡山市北区の「備中高松城」跡の公園です。
公園の湿地にはハスが群生し、まもなく花が見頃を迎えます。
灯ろうの灯りのような、練り切りの和菓子のような、ほんのりとしたピンク色の花芽が葉の上に浮かんでいるように見えます。
この湿地のハスは地元の人や歴史ファンから戦国武将・清水宗治にちなみ、「宗治蓮」と呼ばれて親しまれています。
今から400年以上前の天正10年6月、備中高松城は羽柴秀吉の天下の奇策「水攻め」の舞台となり、城主・清水宗治は命と引き換えに兵士ら5000人ほどの命を守ったエピソードで知られています。
水攻めは、軍師・黒田官兵衛の進言で足守川の水を引き入れたと言われ、周辺にはこの時造った堤防の跡、また秀吉や弟の秀長が指揮をとったと伝わる場所などが点在しています。
公園を管理する地元の団体によりますと、ハスは1982年、岡山市がこの場所を歴史公園として整備し湿地を復元した後、自然に生えてきたそうです。
毎年ハスが満開になる時期にお茶などを振る舞う「蓮見会」があり、2026年は7月12日に開かれます。