重症心身障がい児や医療的ケア児を対象としたデイサービスを運営する、総社市の「一般社団法人KaiKai」では、18歳以上の重症心身障がい者のための共同生活援助施設(グループホーム)の設立に向けた署名活動を行っています。オンライン署名は公式ホームページで受け付けています。
代表の佐薙幸一さんは、重い脳性まひで医療的ケアを必要とする長男の介護と、下に生まれた双子の子育てを両立する中で、同じ境遇の人たちを支える場所を少しでも増やしたいと、2022年に自らデイサービスの事業所を立ち上げました。デイサービスは18歳までしか利用できないため、それ以降も当事者が安心して地域で暮らせる「グループホーム」が必要だと考えています。しかし、岡山にはそのような施設がほとんどなく、各家庭でほぼ全面的にケアをせざるをえない現状があります。
そこで、佐薙さんは福岡市で重症心身障がい者のためのグループホームを運営する会社と連携して、岡山市北区大井地区に新しい施設を開設する準備を進めています。定員は20人で、障がいが重い人や日常的に医療的ケアが必要な人が安心して利用できるよう、24時間体制で看護・介護を行います。また、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士らがリハビリのサポートにあたります。
施設の開設には多くの資金が必要なため、国の社会福祉施設等整備費補助金(2026年9月末に申請予定)で採択される可能性が少しでも高まるように、署名活動に取り組んでいます。
佐薙さんはグループホームの開設によって、重度心身障がい者が自立して暮らせる環境を整えるとともに、その家族も負担を抱えすぎず、両者が安心して過ごせるようにしたいと話しています。