視聴者の皆さんの疑問に答える「みんなのハテナ」です。今回、取り上げるのは「中央卸売市場」です。
このエリアには岡山市と高松市にあります。私たちが毎日食べている魚・野菜・くだものなどの生鮮食料品を卸売りする総合的な市場です。
魚や野菜などを生産者から集めて、適正な価格をつけて迅速に分配する公設の流通拠点です。
午前6時前の高松市朝日町の高松市中央卸売市場です。青果棟は老朽化で、2025年4月に移転し、1年半あまりが経過しました。
質問に応えてくれるのは、この市場で卸売をしている「高松大一青果」の正木徹也社長です。
「卸売」とは全国からの青果物を荷受けし、それを仲卸業者や売買参加者に販売する仕事をしています。
ちなみにこの高松市中央卸売市場には卸売会社が2社あり、それぞれ設営している高松市に売場や事務所などの施設使用料を支払っています。
市場はいつ稼働している?(善通寺市 みっちぇちゃん 67歳)
(高松大一青果/正木徹也 社長)
「一番最初は荷物が県外、日本各地、また香川県内から商品が届きます。それを降ろすところから始まります」
中央卸売市場は日曜日と祝日が休みです。また、高松市や岡山市などの中央卸売市場は水曜日も休みです。
開設日の前日には、全国各地から野菜や果物が大量に届けられます。
(記者リポート)
「全国各地から箱単位で送られてきた野菜がたくさんここに並べられています。そして仲卸さんから注文を受け、ものはこちらに除けてあります。この後6時半からセリが行われます」
最近の取引は「相対売り」と呼ばれる取引が全体の8~9割程度を占めています。
これは卸売業者と仲卸業者が事前に商品の数量や価格を相談し、予約して購入するもので、予約日に仲卸業者に納品されます。
(仲卸売業 丸協青果/玉木勝 社長)
「スーパーがメインで八百屋、給食関係、幼稚園や病院など前もって注文をもらってオーダーをかけています。普通の生産コストに合った値段で仕入れさせていただいています」
1999年の卸売市場法改正がきっかけで相対売りが容認され、農家を守り、価格の急な変化を避けられるなりました。
そして、残りの「セリ」を前に量販店やフルーツショップなどの青果店など参加資格を持つ人たちが集まってきました。
(高松大一青果/正木徹也 社長)
「小さい黒板に自分の欲しい品物の単価を書いてセリ人に見せます。セリ人は一瞬にして一番高い方が落札する」
売れ残りはない?(高松市 ナナコ 68歳)
(高松大一青果/正木徹也 社長)
「売れ残りはある。セリが終わってから卸と仲卸と話し合いの中で値段をつけて頂いて買ってもらう」
原則としてその日のうちに売り切るそうです。
一般人が直接購入できる?(高松市 ひでちゃん 51歳)
(高松大一青果/正木徹也 社長)
「基本できません」
市場が定める規程で、取引ができる人を限定しています。
(高松大一青果/正木徹也 社長)
「卸売からは仲卸売、または売買参加者しか購入できないシステムになっている」
出荷は誰でもできる?(三豊市 花火キレイ 53歳)
(高松大一青果/正木徹也 社長)
「基本誰でも大丈夫なんですが、防除暦を付けていなければ出荷はまずできません」
防除暦とは、作物への病害虫を防ぐために使った農薬をいつどれくらいつかったかを記したものです。
また、出荷は指定の段ボールに箱詰めするなど、流通に適した規格に整える必要があります。それでも、われわれ消費者が普段利用できない中央卸市場を利用できる機会があります。
(高松大一青果/正木徹也 社長)
「年に8回、一般の消費者に販売している。そちらを利用していただきたい」
高松市瀬戸内町の高松市中央卸売市場の水産物棟などで、年に8回市場の開放を行っています。次は11月28日の予定です。