韓国での「非常戒厳」を巡り、野党6党は尹(ユン)大統領に対する弾劾(だんがい)訴追案を共同で国会に提出しました。今後、採決に向けて手続きが進みます。
最大野党「共に民主党」など野党6党は、弾劾訴追する理由として「いかなる戒厳の要件を満たさず憲法と法律に違反して非常戒厳を発令した」としました。
そのうえで「本人と家族の不法に対する真相調査および特別検事の捜査が差し迫ると、これを回避する目的で違法な戒厳令を発令した」などと理由を説明しています。
今後、日付が変わった5日未明に国会に報告され、早ければ6日にも採決される見通しで、与党側の一部が賛成に回り可決されるかどうかが焦点となっています。