三菱UFJ銀行の貸金庫金塊窃盗事件で、逮捕された元行員の女が「盗んだ現金を戻すために金塊を盗んだ」などと話していることが分かりました。
今村由香理容疑者(46)は去年9月、貸金庫から客が預けたおよそ20キロの金塊2億6000万円相当を盗んだとして16日朝、送検されました。
貸金庫からは他にも現金など十数億円がなくなっていますが、その後の捜査関係者への取材で、今村容疑者が「翌月に他の支店へ異動すると思い、貸金庫から盗んだ現金を戻すために金塊を盗んだ」という趣旨の供述をしていることが分かりました。
金塊は質店で現金化されていて、警視庁は発覚を逃れる目的だったとみています。
今村容疑者は「色々な人に迷惑をかけた」とも話しているということです。