富士山の噴火によって大量の火山灰が降る事態への対策を検討する専門家の会合で、降灰量に応じて住民の取るべき行動などを4段階に分ける方針が示されました。
富士山で大規模な噴火が起きて首都圏に大量の火山灰が降る状況を想定し、その対策を検討する政府の専門家会合が20日に開かれました。
このなかで、降灰量に応じて住民の避難行動などを4段階に分ける方針が確認されました。
降灰量が30センチ未満のエリアでは原則、自宅などで生活を継続するように求め、30センチ以上のエリアでは避難を促すとしています。
また、出席した専門家からは4段階の名称を「ステージ」とするのが簡潔で分かりやすいとの意見が出たということです。
政府は3月以降にガイドラインを取りまとめる方針です。