ガザ地区の停戦を受けて、イスラム組織「ハマス」の人質となっていた女性兵士4人が新たに解放され、引き換えにパレスチナ人200人が釈放されました。
ハマスから25日に解放されたのは、イスラエル軍に所属する19歳と20歳の女性兵士4人で、医療機関で健康状態を確認したのち家族と再会したということです。
19日に停戦が始まって以降、ガザ地区で捕らえられていた人質が解放されるのは2度目で、引き換えとしてイスラエル側は収監する200人のパレスチナ人を釈放しました。
イスラエルメディアは、このうち120人は終身刑を受けていたと伝えています。
ただ、当初予定されていた民間人の女性が解放されなかったことから、イスラエルの首相府は解放が実現するまで「ガザ北部への帰還を許可しない」と声明を出しています。
停戦の第1段階では、6週間の間にハマスが人質33人を解放し、イスラエル側は約2000人を釈放することになっていて、恒久的な停戦につながるか注目されます。
一方、停戦合意の対象外となっているヨルダン川西岸では、イスラエル軍が「対テロ作戦」として攻撃を激化させていて、これまでに14人が死亡しています。