12日の日経平均株価は、前の日のアメリカ株の上昇を受けて一時300円以上値上がりしましたが、その後急速に上げ幅を縮小しました。
ニッセイ基礎研究所 上席研究員 井出真吾氏 「アメリカ発の貿易摩擦、貿易戦争がどこまで拡大するか分からない。投資家心理が冷え込んだ」
政府が鉄鋼・アルミニウムへの25%の追加関税について、日本企業を除外するよう申し入れたことが伝わるとやや持ち直しましたが、積極的な買いにはつながらず、終値は3万8963円でした。
一方、12日夜に発表されたアメリカの消費者物価指数は、上昇率3.0%と市場の予想を上回りました。
根強いインフレで、FRBによる利下げのペースが緩やかになり、日米の金利差縮小には時間がかかるという見方が広がりました。
円相場は一時、1ドル=154円台後半まで円安・ドル高が進みました。この流れを受けて、日経平均先物は上昇しています。
(「グッド!モーニング」2025年2月13日放送分より)