実際に行っていない伐採作業の写真を付けて書類を改ざんしたとして、香川県土木部の職員が懲戒処分を受けました。
停職4カ月の処分を受けたのは、香川県土木部の出先機関に勤める係長級の38歳の男性職員です。
香川県によりますと職員は砂防ダムの維持管理のために行う伐採作業を監督していました。
職員は2024年2月から9月までの経費を約300万円と見積もりましたが、実際に業者が行った伐採作業の経費は約50万円でした。しかし職員は過去に同じ場所で行われた写真を付けた確認書類を提出し、見積もり通りの作業が行われたと報告していました。
検査員が書類の不備に気付いて改ざんが発覚しました。香川県は業者に約50万円を支払いました。
職員は「発注額が見積もりから大幅に減額するのは好ましくないと思った。不正をしてその場をやり過ごそうとしたことを心からおわびする」と話しています。