ホースの“先端だけ”が街から次々と消えました。何が起きているのか。困惑が広がっています。
■次々と…なぜ? 住民困惑
“不審な人物”を目撃した女性 「髪の毛が丸坊主でグレーのジャンパーと黒のズボンをはいていた」
女性は先月、不審な人物を目撃していました。消火活動に欠かせない「管槍(かんそう)」と呼ばれる器具がなくなっていたのです。
これを消火用ホースの先端に付けなければ放水できません。
この先端部分、山梨県北杜市では12日までの20日間でなんと、26本も盗まれていたそうです。
不審な人物について、女性は…。
“不審な人物”を目撃した女性 「格納箱の中から“長い筒状のもの”を取って車に乗ろうとしたので、午前10時半ごろなのに“おかしいな”と思って声をかけた」
ホースや先端部分は緊急時に使うため、格納箱に鍵は掛かっていません。
“不審な人物”を目撃した女性 「『何をしているんですか?』『そういうものを回収しているんですか?』と聞いたらすぐ発車して行ってしまった」
実はこれ、今回が初めてではありません。
北杜市では、去年も盗難が相次ぎ89本の先端部分がなくなっています。市によると、1本およそ2万円。被害総額は230万円に上ります。
北杜市小淵沢総合支所 八巻卓史さん 「(Q.転売目的も?)その可能性もある。自分勝手な行動で市民を危険にさらすようなことはしないでほしい」