中学校に「制服」は必要なのか? 生徒自身で考える取り組みが香川県坂出市の中学校で始まりました。
香川大学教育学部付属坂出中学校で始まった「制服について考えるウィーク」です。2月13日から21日まで、制服、部活動の服、私服のうち好きなものを着て登校できます。
初日、取材した3年2組で制服以外を選んだのは35人中7人でした。
(生徒[私服・男性])
「制服は体を動かしにくいので、私服の方が体を動かしやすいので生活はしやすいです」
(生徒[私服・女性])
「制服だとスカートとかで動きにくいので、ズボンをはける私服の方が動きやすいからいい」
(生徒[制服・男性]
「私服で来るのが恥ずかしいので制服で来ています」
(生徒[制服・女性])
「1時間目に(入試の)面接練習があって(制服にした)。大事な用事とかが無ければ私服とか、部活の動きやすい格好で来たい」
この取り組みは、全国的に制服の廃止や選択制、ジェンダーレス化が進む中2024年、中学校が2回実施。今回、生徒会からの要望で3回目がスタートしました。
(生徒会長/松永天響さん)
「まだ僕らの学校は制服というスタイルを守っているので、それは実際どうなのかなというところをみんなで考えるために企画しています」
過去2回は、服の色やマークの大きさなどの制限を設けていましたが、今回は自由。生徒会が事前に「学校生活にふさわしい服装とは何か?」を問い掛ける時間を設けました。
期間終了後に生徒、保護者、先生にアンケートを行い、今後の方針を考えるということです。