アメリカのトランプ政権によるウクライナ政策の大きな変更を受けて、フランスのマクロン大統領はパリで緊急のヨーロッパ首脳会議を17日に開くと表明しました。
ウクライナとロシアの停戦交渉を巡っては、アメリカのケロッグ特使が「ヨーロッパの席はない」と発言し、ヨーロッパ各国には交渉から締め出されるという懸念が広がっています。
こうした状況を受けて、マクロン大統領は17日にヨーロッパの首脳らを急きょ、パリに招き、アメリカの対応や安全保障へのリスクについて話し合うと明らかにしました。
会議には、ドイツのショルツ首相やイギリスのスターマー首相らが参加する予定です。
トランプ大統領は先週、ロシアのプーチン大統領と戦争終結に向けた交渉を開始することで合意しましたが、ヨーロッパ各国に事前の相談はなく衝撃が広がっていました。