石破総理大臣は森友学園を巡る財務省の公文書改ざんを苦にして亡くなった近畿財務局の元職員・赤木俊夫さんの妻・雅子さんと国会内で会い、言葉を交わしました。
赤木雅子さん 「ありがとうございます。夫が喜んでいます。よろしくお願いします」
石破総理大臣 「いつ来たの?きょう?」
赤木雅子さん 「きょう来ました」
石破総理大臣 「元気でね」
赤木雅子さんは石破総理が出席した衆議院の予算委員会での森友学園問題を巡る質疑を傍聴するために国会を訪れていました。
質疑のなかで、関連文書の開示について石破総理は「説明できるものは誠実に説明責任を果たす」と強調する一方で、「結論を決め打ちすることなく、情報公開法の趣旨にのっとってきちんと対応する」と述べるにとどめました。
赤木さんの墓参りについては「個人として行きたいという思いは強く持っている」と応じました。
質疑を終えて委員会室を出た石破総理と言葉を交わした赤木さんは「すごく温かい気持ちを再び感じることができた」と述べました。
亡くなった赤木俊夫さんの妻 赤木雅子さん 「夫のためだけじゃないんですよね。やっぱり情報開示してもらわないと、冤罪(えんざい)のことだって何だって。公務員のなかの亡くなっている自死遺族もたくさんいますので、もうそういう方たち皆の情報が開示されることで夫みたいなつらい思いをして亡くなる人が1人でも減るようになったらいいなと」