早島町立早島中学校吹奏楽部で部活動指導員を務めていた会計年度任用職員の男性(40)が、学校のサックス１本（時価約12万円）を無断で自宅に持ち帰り、約8カ月間返還しなかったとして、早島町教育委員会は2月21日付で、男性を減給10分の1、3カ月間の懲戒処分としました。
早島町によりますと、男性は2024年1月ごろ、指導する吹奏楽部が町のイベントに参加した後、サックスを自宅に持ち帰りました。4月下旬に吹奏楽部の部員が「サックスがない」と顧問に相談し、顧問が探しましたが、行方はわかりませんでした。8月下旬には保護者から学校に同様の相談があり、校長が男性に確認しましたが、男性は「知らない」と話していました。しかし、9月6日に男性が吹奏楽部の顧問に自宅に持ち帰っていたことを打ち明けたということです。
男性は2019年4月から早島中学校吹奏楽部の部活動指導員として勤務していました。
町教委の聞き取りに対して、男性は「少し調子が悪いので修理しようとした」と話していたということです。男性は2025年2月21日付けで、依願退職しています。
