特殊詐欺被害が過去最悪となったことを受け、年間およそ4000万人が訪れる六本木ヒルズを運営する森ビルと警視庁が被害防止のための共同宣言を発表しました。
警視庁 鎌田徹郎副総監 「特殊詐欺の被害にかかる対象が非常に広がっている」
警視庁と森ビルは、都内の特殊詐欺被害が初めて153億円と過去最悪となったことを受けて「ストップ!詐欺」の共同宣言を発表しました。
警察官をかたる特殊詐欺の被害者は去年から急増し、20代から60代の世代が9割を占めています。
年間およそ4000万人が訪れる六本木ヒルズで啓発動画を流し、遊びに来た人や従業員を含む多くの人に認知してもらうことが狙いです。
SOS47 特別防犯支援官 松本利夫さん 「警察官をかたる詐欺に注意する。詐欺の犯人とは話をしないため、国際電話の利用休止を申し込む。この2つです」
トークセッションでは、特殊詐欺予防プロジェクトチーム「SOS47」のメンバーで「EXILE」の松本利夫さんが出席し、防犯対策を呼び掛けました。