日本人の少年らがミャンマーの国境地帯にある詐欺拠点に連れ去られたとみられる事件で、少年らは「警察をかたった特殊詐欺をさせられた」などと説明していることが分かりました。
タイ当局は先月以降、ミャンマーへ連れ去られたとみられる日本人の10代の少年2人を保護しています。
タイ警察によりますと、2人ともミャンマーの特殊詐欺拠点で働かされていたということです。
タイ入国管理局 チャイヤ・パーナキット警察大佐 「何とか逃げてきた少年は『特殊詐欺拠点で警察を装い、日本人をだますよう働かされた』と話している。少年らは日本人に『高収入で住み込みの仕事がある』などとだまされた」
タイ警察は少年らが日本人からSNSやオンラインゲームを通じてタイへ渡航するように誘い出されたとみていて、他にもミャンマーに監禁されている日本人がいるとみて調べています。