高校授業料の無償化などを盛り込んで修正された2025年度予算案が衆議院の本会議で自民・公明の与党に加え、日本維新の会などの賛成多数で可決しました。
予算案は維新との修正協議を経て高校授業料無償化に関する措置などが盛り込まれました。
また、「年収103万円の壁」の引き上げについて、年収に応じて160万円まで非課税の枠を拡大するなどの措置も反映されました。
政府が提出した当初予算が国会審議で修正されるのは1996年の橋本内閣以来、29年ぶりとなります。
一般会計の総額は政府案から3400億円余り減額し、115兆2000億円程度となりました。
野党は維新が賛成した一方、立憲民主党や国民民主党は高額療養費制度の問題や年収の壁を巡る協議で与党との合意に至らず、反対しました。
予算案は5日から参議院での審議が始まり、年度内成立を目指す政府・与党と野党の論戦が続きます。