東北新幹線の車両が分離したトラブル。7日も駅では切符の払い戻しなどを求める長い行列ができています。
■「115組待ち」駅窓口に行列
秋田から宇都宮に行く予定の人 「どのような行き方をすればいいのか不透明なので、早く聞きたいところであります」 「(Q.これからあの列に並ばなければいけない?)115組待ちでした」
6日、走行中に車両の連結部分が外れるトラブルが起きた東北新幹線。
JR東日本は原因が判明し、必要な対策を講じるまで車両を連結した運行をすべて取りやめています。
現在、山形新幹線は福島駅と新庄駅の間で、秋田新幹線は盛岡駅と秋田駅の間で折り返し運転をしていて、必要に応じて乗り換えが必要となっているほか、東北新幹線の区間を走行する列車の座席数が大幅に減る状況となっています。
東京から福島に行く人 「指定席が満席みたいなので、自由席しかないので自由席で行きます。自由席の取り合いになっているのかなと思います」
7日の運休や区間運休は合わせて67本。すでに切符を買っている人は窓口などで払い戻しや買い直しなどが必要となっています。
秋田から東京に行く人 「秋田から東京まで行く予定。『こまち』1本で行く予定でした。ところが秋田から盛岡、盛岡で乗り換え、今、仙台なんですけど、またこれから東京に向かいます、別の新幹線で。実は日帰りで、また夕方、帰ろうと思ったのでそちらも3回乗り換えて帰ります」
山形県に向かう親子は福島駅で乗り換えが必要となりました。
埼玉から山形に旅行に行く人 「ちょっと予定より早く出て、ちょっと大変ですね。山形まで指定席も取っていく予定だったんですけど、急きょ自由席で途中まで立ってきました。連結は新幹線の魅力だったりするんですけど、トラブルがあると乗っていてもちょっと不安だなというのはありますね」
乗り換え時間があまりないのか、あるいは自由席を求めてなのか、駆け足で移動する人たちの姿が見られました。
秋田駅のみどりの窓口ではこんな人も…。
秋田から宇都宮に行く予定の人 「今115組待ちでした。何とかしなきゃいけないので頑張ります」
■東北新幹線 連結中止の影響続く
去年9月にも同様の事故が起きていることから、国の運輸安全委員会は今回の事故を「重大インシデント」と認定し、7日、JR東日本の車両センターに立ち入り調査を行いました。
運輸安全委員会 鉄道事故調査官 足立雅和氏 「起こった事象がどういう事象だったかということ、そして、その背景に何があったのかと、そういうところを掘り下げていく調査になると思います」
東北、山形、秋田の各新幹線の連結運転は8日も中止、復旧の見通しは立っていません。