旧アサド政権を支持する武装集団と現在の暫定政府部隊との間で衝突が激化しているシリアで、死者が300人を超えたことが分かりました。
シリア人権監視団は8日、北西部ラタキアなどで続く衝突で、死者が3日間で合わせて340人に上ったと発表しました。
民間人らが犠牲になっているとして、調査チームを派遣するよう国際社会に訴えたほか、暫定政府に対しては治安部隊の関係者の責任を問うよう求めました。
ラタキアなどは旧アサド政権の支持基盤となっていたイスラム教アラウィ派が多く暮らす地域です。
6日から武装集団と暫定政府の治安部隊との衝突が激化していて、去年12月の政権崩壊以降、最悪の事態と指摘されています。