トランプ大統領の大統領令で中国を批判してきたアメリカの政府系メディアの活動が縮小されることについて、中国のSNSには歓迎の声が上がっています。
トランプ大統領は14日、政府系メディアを所管するグローバルメディア局などの規模を縮小する大統領令に署名しました。
傘下には、これまで中国の人権問題などを積極的に報じてきた「VOA=ボイス・オブ・アメリカ」や「RFA=ラジオ・フリー・アジア」といったメディアがあり、縮小を余儀なくされます。
これについて、中国共産党系の機関紙で編集長を務めていた胡錫進氏はSNSで「大変喜ばしい」と投稿しました。
また、中国の官製メディアはアメリカ政府系のメディアを「嘘の工場」と呼び、「悪質な嘘をでっち上げてきた」と批判しています。
一方、ラジオ・フリー・アジアの最高責任者は政府による援助の縮小を「中国共産党への恩恵だ」と批判し、「ジャーナリストを守るため必要な措置を取る」と声明を出しています。