トランプ政権が留学生向けの奨学金への助成を停止しています。
トランプ政権があるものを停止し、波紋を広げています。それは、留学生向けの奨学金。
アメリカ国務省が先月13日、奨学金への助成を15日間限定で停止するとしていましたが、1カ月経った今月中旬になっても停止が解除されていないというのです。
これはアメリカの国際教育者協会の声明で明らかになったもので、対象は国務省が予算を拠出しているフルブライト奨学金や、ギルマン奨学金など。
特にフルブライト奨学金はアメリカに留学する外国人のためのもので、授業料や現地での生活費など上限4万ドル、日本円で年間およそ600万円が支給されます。
また、卒業生には62人のノーベル賞受賞者、44人の国家元首、政府首脳を輩出するなど伝統のある奨学金でもあるのですが…。
この停止の動き、アメリカへ留学している日本人にも奨学金が一部しか受け取れないなどの影響が。
文科省は在日アメリカ大使館と日本側の実施団体に対して一時的な立替送金を要請したのですが、そもそも、なぜ留学生向けの奨学金が停止されたのでしょうか。
阿部文部科学大臣 「(米大使館から)支払い管理システムの技術的トラブルによるものと回答を得まして、米国内での支払いが再開される見通しとなった。日本人留学生への影響の有無も含めて引き続き動向を注視して参りたい」
文科省によると、要請した立替送金が行われ、支給再開の見通しとのことですが、奨学金一時停止の背景にはトランプ政権が進めている政府の歳出削減の影響があるのではとの臆測も。
Xへの投稿 「トランプは外国人に金を使わないことで一貫している」 「今は一時的な措置だとしても、今後、削られる可能性は十分ある」