ソフトバンクグループがアメリカの半導体関連企業を約1兆円で買収すると発表しました。需要が高まるAI(人工知能)やデータセンター向けに半導体などの開発力を高める狙いです。
ソフトバンクグループによりますと、買収で合意したのはアメリカの半導体設計会社「アンペア・コンピューティング」で、買収額は65億ドル、日本円で1兆円近くに上ります。
「アンペア」はエネルギー効率に優れた半導体の設計を手掛ける企業で、すでにソフトバンクグループが保有する大手半導体企業「アーム」の設計力を補う役割を担います。
半導体を巡り、ソフトバンクグループは今後4年間でアメリカでのプロジェクトに5000億ドル規模の投資計画を発表するなど、需要の高まるAIインフラ分野での投資を拡大させています。