岡山と愛媛で23日に発生した山火事は延焼が続き、岡山市と愛媛県今治市などで合わせておよそ2700人に避難指示が出されています。現在も消火活動が続く現場から報告です。
（松下洸葵記者報告） 私は今、避難指示が出された今治市長沢地区に隣接する朝倉地区にいます。
奥に見えるのが山林火災の現場です。少し分かりずらいのですが、炎を確認することができます。
発生から19時間以上が経過し、一夜が明けた現在も辺りは少し焦げ臭いに包まれていて、今、少し炎の勢いが強まったような箇所が見受けられます。風も吹き始め、立ち上る煙が大きく左に右になびく様子も確認できます。
この朝倉地区では、17年ほど前にもおよそ100ヘクタール以上を焼く山火事が発生しました。
今回の山火事エリアのすぐそばには、当時の焼け跡が残ったままです。
こうしたなか、近くの住民からは「今回の山火事で17年前のことが蘇り、怖いという気持ちしかない」という声や「岩手でも大きな山火事が発生したばかりで、一刻も早く消し止められてほしい」といった不安の声が聞かれました。
現場では、県の防災ヘリや自衛隊機による懸命の消火活動が続けられています。
