愛媛や岡山の山火事は発生3日目を迎えましたが鎮火のめどは立っていません。愛媛県今治市では火の手が住宅地に迫り、懸命の消火活動が続いています。現場から報告です。
避難指示が出されている今治市朝倉地区緑ケ丘団地が見える場所からお伝えしています。
山火事発生から43時間以上が経った今も、後ろの山では、時折強い火の手が上がって至る所で白い煙が確認できます。
風が強く吹いていて火はどんどん燃え広がり、火や煙はふもとの住宅のすぐそばまで迫っていて、予断を許さない状況が続いています。
心配で近くの小学校に避難しているという団地の住民からは「家のすぐ近くまで火が迫っていてこれからどうなるのか分からない。夜も眠れなかった」などと不安の声が聞かれました。
私たちは5時間ほど前に現場に到着したのですが、周辺では煙が充満していて視界が悪くなりマスクをしていないと息苦しくなるくらい焦げ臭いにおいが広がっている場所もありました。
現場付近では今も県の防災ヘリや自衛隊による懸命な消火活動が続けられています。