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列車が脱線 原因は“暖かさ”“あの動物”で…復旧が難航

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 列車が脱線した原因は“暖かさ”でした。あの動物に襲われる危険もあり、復旧が難航しています。

■列車が脱線 原因は“暖かさ”

 北海道で起きた列車の脱線。脱線事故が起きたのは、JR宗谷線の天塩中川駅と問寒別駅の間。

 けが人はいませんでしたが…。

利用客 「列車で帰るつもりだった。数少ない中で特に不便です」

 線路の下の高さ5メートルほどの盛り土が少なくとも長さ46メートルにわたり崩れているということです。

 なぜ盛り土が崩れたのでしょうか。JR北海道は…。

JR北海道 島村昭志常務 「今回の宗谷線の崩れた土の箇所については、恐らく雪どけ水が影響していると考えられる」

 事故前日の周辺の最高気温は平年よりも4℃ほど高い9.9℃で、“雪どけ水”がしみ込んで地盤が弱くなったためとみられます。

JR北海道 島村昭志常務 「少なくとも(復旧まで)どんなに短く見積もっても1週間以上はかかる」

 復旧を妨げてきたのは、何なのでしょうか。

JR北海道 島村昭志常務 「非常にシカが多発する区間になっていて、クマも出てくる可能性が非常に高い。工事ができる時間も限られてしまう」

 北海道では今年に入ってからも住宅地の近くにクマが現れていますが、列車が脱線した現場周辺は山林が広がり、クマが出る可能性が高いといいます。

 事故現場周辺でも4日と8日の2回、ヒグマが目撃されていました。

 JR北海道は、運転再開までの代行バスを当面の間、毎日運行するとしています。

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