アメリカのトランプ大統領は「相互関税」の上乗せ分について、発動を90日間停止すると表明しました。
トランプ政権は9日、「相互関税」の第2弾として、貿易赤字が大きい国を対象に一律10％に税率をさらに上乗せした追加関税を発動しました。
しかし、トランプ大統領は同日、自身のSNSに一律10％の税率は維持したうえで、上乗せ分については90日間停止すると表明しました。
また、中国についてはアメリカに報復関税で対抗しようとしたとして、追加関税を125％に引き上げ、即時発動する考えを示しました。
ベッセント財務長官は記者団に対し、株価の急落が90日間の停止を決めた理由ではないとしたうえで、多くの国との間で個別の状況に応じて協議するには時間がかかるとし、トランプ大統領が自ら関与したいからだと答えました。
