証券口座が乗っ取られる被害が急増している問題で、証券各社が顧客に対し、被害を補償する方向で検討していることが分かりました。
金融庁によりますと、証券口座乗っ取りなどは2月から先月中旬までで1454件確認され、500億円を超える株式が勝手に売却されています。
これを受け、証券各社が被害を補償する方針で検討を進めていることが分かりました。
日本証券業協会は、補償に関して証券各社と協議を進めていて、2日午後に方針を発表します。
具体的な補償額などは各社によるとみられます。
また、日証協は複数の要素で本人確認を行う「多要素認証」の必須化も求めています。
2日時点で69社が「必須化」を決めています。