大阪・関西万博は、13日で開幕から1カ月です。来場者数は300万人を超えましたが、このペースでは万博協会の想定に届かず、来場者を増やす取り組みを始めています。
(永合彩乃記者報告) 万博協会は、関係者を含む来場者数が11日に300万人を突破したと発表しました。
しかし、一日あたりの平均来場者数はおよそ10万人で万博協会が期間中に想定しているおよそ15万人を下回り、今後の伸びが課題です。
一方で、来場者およそ10万人に実施したアンケートでは、8割ほどが「万博に総合的に満足した」と答えています。
協会の石毛事務総長は「来場者が高い満足度で終えることが重要。単に数字だけを追求していくものではない」と述べたうえで、今後、比較的すいている西ゲート周辺でのイベントを増やすなどしていきたいとしています。
13日の大阪市は最高気温26℃と夏日の予想です。
万博協会は、夏にかけて気温が下がる夕方の来場者を増やそうと、夜間券の入場時間を1時間早めるなど対策を取っています。