フランスのマクロン大統領は核兵器を搭載した戦闘機のヨーロッパの同盟国への配備について「議論を始める用意がある」と発言しました。
マクロン氏は13日、ロシアの脅威などを念頭に、フランスが所有する核兵器の抑止力、いわゆる「核の傘」をヨーロッパの同盟国に広げる構想を改めて示しました。
核兵器を搭載した戦闘機を各国に配備することについて「議論を始める用意がある」としています。
配備の条件として、「他国の安全のために費用を負担しない」「フランスが必要とするものを削減しない」「最終的な決定権はフランス大統領が持つ」と3つの条件を挙げています。
マクロン氏は今年3月、「アメリカが我々の側にとどまると信じたいが、そうでない場合に備えなければならない」とも述べていました。