百十四経済研究所(高松市)が3月から4月にかけて香川県内の企業にアンケートしたところ、「人手不足」と回答した企業が運輸業(93%)、建設業(90%)などを中心に、全体で79%に上りました。
不足しているのは現場職(65%)、専門職(36%)などが多く、人手不足の要因は「応募が少ない(81%)」「スキル不足(34%)」「離退職の増加(30%)」などと続いています。
人手不足で懸念されることを尋ねたところ、「従業員の負担増(68%)」「売上機会の喪失(62%)」「コストの増加(35%)」「技術伝承が困難(34%)」などと回答がありました。
百十四経済研究所は「人手確保のため企業は賃金引き上げなどを進めているが、人口減少が背景にあるため改善は容易ではない」としています。
調査は2025年3月4日から4月1日にかけて県内に本社または主工場がある443社を対象に行い、262社から回答を得ました。