関東有数の温泉街の神奈川県湯河原町では、温泉を使った豪快な祭りが雨の中で行われました。
温泉街を練り歩く神輿(みこし)に容赦なく降り注ぐのは、雨粒と湯河原温泉の「湯」です。担ぎ手も、沿道の観客もずぶぬれです。
「湯掛けまつり」は、江戸時代、万病に効くと言われた湯河原の湯を将軍家に献上する際、道中の安全を祈願し湯をかけた古事をもとにしています。
神輿が練り歩く1キロの沿道には1200個のたると60トンの温泉水が用意され、湯が次々と神輿に掛けられました。
担ぎ手 「(Q.寒くないですか?)あったかいです」
見物客 「香港と上海から来ました。とても素晴らしいです。ほんと素晴らしいです」 「もうめちゃめちゃ楽しかったです。最高の思い出ね」
担ぎ手や沿道の人たちは、「湯舟」とは一味違う湯河原の湯を楽しんでいました。