人道状況の悪化が深刻なパレスチナ・ガザ地区でアメリカとイスラエルが主導する形で支援物資の配給が始まりました。
「ガザ人道財団」は26日、ガザ地区南部の緩衝地帯に拠点を開設し、支援物資の配給を開始したと発表しました。
配給した量に関しては明らかにしていませんが、「支援の流れは日を追うごとに増していく」としています。
アメリカとイスラエルが主導するこの配給の枠組みでは、イスラム組織「ハマス」に物資が略奪されないようにするとされています。
国連は中立性を保てないなどとして参加しない方針です。
一方、難航する停戦交渉に関しては、仲介国のアメリカのウィトコフ中東担当特使が新たな案を受け入れるようハマスに迫っているとCNNに明らかにしています。
生存している人質の半数とすでに死亡している人質の遺体半数を引き渡すことで一時停戦を実施するというものです。